第一線の専任講師陣のもと、実車に触れ、作業を体験し、現場において即戦力となる知識と技術の習得をめざします。そのカリキュラムは多岐にわたり、損害調査業務に必要な項目をすべて網羅。毎年、多くのJA共済自動車鑑定士が誕生しています。
入社後は、本社での集合研修ならびに支社・支店において現場研修を行います。本社集合研修では、鑑定士の等級制度に合せ、入社2年目までは基礎知識に重点を置いた初級研修会、3級鑑定士資格取得者には、ランクアップ研修会、6年目以降および2級鑑定士資格取得者には、能力開発・スキルアップ研修会を実施しています。
JA共済幕張研修センターには時代に対応した最新設備が整っています。現場さながらの設備の中で習得できる。実践主義を極めた研修施設です。
自動車業界は日々激しく動き続けています。
昨日までの技術が、明日には過去のものとなるかもしれません。
こうした技術の進化に対応するために、JA損調の研修センターには時代に対応した最新設備が整っています。
その実践的な設備と圧倒的なスケールは、研修施設にいることを忘れさせるほどです。
- メカエリア
-
四輪アライメントテスター、トリプルテスターなど、各種設備機器・検査機器を設置。
自動車の操縦安定性や高速性能に対応した点検設備、故障診断の知識を幅広く習得できます。
- 板金エリア
-
床式フレーム修正機1機、ベンチ式フレーム修正機2機を設置。ボデー構造の違いによる修理方法、各種フレーム修正機の違いによる修理方法を、体験実習や作業観測を通じて習得できます。
- 塗装エリア
-
作業者や施設内外の環境に配慮した本格的な塗装ブースを2室、簡易塗装ブースを2室設置。損傷自動車の補修塗装体験実習、自動車塗装の多様化に伴う補修塗装作業観測を行います。
- 見積教室(階段教室)
-
実車教材を多人数で見ながら研修できる、階段状レイアウトの大教室。
ターンテーブルを備えた2柱リフトを設置しており、車両の損傷状況をくまなく研修することができます。
- 見積教室
-
人数や研修内容にあわせて自在にレイアウトできる教室。作成した修理見積書をグループ討議するのにも向いています。もちろん、2柱リフトを設置しており、実車検証ができます。
- リサーチ室
-
床式フレーム修正機を設置。主に新しいボディ構造や、新材料を使用した修理技術のリサーチを行います。収集したデータは研修に活かされるとともに、全国のJA共済自動車鑑定士のもとへ提供されます。
- 工作試験室
-
各種工作機械を設置。主に研修の補助教材を作成します。また、損傷調査の現場からの依頼により、損傷部品と事故との因果関係を調査。調査担当者にフィードバックします。
- 展示室
-
カットモデル、損傷車両、ホワイトボデー、各種パーツまで、新型車に関する教材を幅広く展示。各種自動車の特長・構造・機能、損傷車両の復元修理事例、ハイブリッドシステムなどの新技術を、見て触れて学べます。
- 宿泊・厚生施設
-
研修センターには、部屋数298室を誇る宿泊棟を併設。バス・トイレ完備のシングルルームが中心で、プライベートなひとときが過ごせます。また、レストラン、ラウンジ、大浴場、談話室など、研修期間を快適に過ごせる施設も充実しています。